模擬面接練習(前期)を実施しました
国公立大学前期入試や私立大学の入試で面接が課される方を対象に模擬面接を行いました。
模擬面接の前のオリエンテーションでは、服装(浪人生の場合、原則としてスーツ)や心構えなど諸注意をお知らせしました。
特に、医学科では面接が課されることが多いですが、大学によって面接の位置づけが異なります。地元の金沢大学の場合、二次試験700点満点中100点を面接が占めます。面接の配点が高いというわけではありませんが、総合点で判断される入試において、面接で他志望者とあまりに差をつけられすぎるのは不利になると言えるでしょう。また、大学によっては、学科試験の得点に関わらず、面接結果により不合格とする場合がある大学もあります。
講師の森からは、「想定していない質問をうけたとしても慌てず、自分の考えを答えること。また、時には正解がないような質問もあるが、素直に自分の考えを伝えることを意識してほしい。」ということを生徒のみなさんにお伝えしました。
その後、ひとり20分ずつの持ち時間で模擬面接を行いました。概ねどの生徒も想定される質問に対して自分なりの答えを準備してきていて、よく考えが伝えられていました。
医学科を想定した模擬面接では「医学科を志望する理由」「先進技術をいち早く取り入れるべきか、慎重に取り入れるべきか」「将来、どんな医師になりたいか」などを質問しました。
また、ある私立大学の工学部を想定した面接では、「この大学を志望した理由」「大学で研究していきたい分野」「指定文献を読んだ上での回答」などを練習しました。また、学科を問わず「部活動等での過去のリーダー経験」や「自分の性格の長所・短所」なとについてお尋ねしました。
生徒のみなさんからは、将来どんな医師として貢献したいか、あるいは、化学が大好きであるという気持ちや大学でこんな分野を研究したいという熱意などが本当によく伝わってきました。
一部の生徒に対して、話すスピードや声の大きさについて注意をしたケースもありましたが、講師陣からは概ねどの生徒に対しても「面接の準備はよくできているので、安心して試験に臨んでほしい」ということが伝えられました。
2月に入り試験も目前ですが、焦らず、この調子で1日、1日を大切に過ごしていきましょう!